おすすめ関数その1:CHOOSE

Excelの「CHOOSE」関数は、指定したインデックス番号に基づいて、リストの中から値を選択して返すための関数です。リスト内から特定の値を選択する際に便利で、特に値が固定された選択肢の中から選ぶ場合に使用します。選択肢が多く、IF関数のネストが複雑になる場合に、CHOOSE関数を使うと簡潔に記述できます。

基本的な使い方

CHOOSE関数の基本的な構文は次のとおりです。

=CHOOSE(インデックス番号, 値1, [値2], [値3], …)

インデックス番号: 選択する値の位置を指定します。1から始まる正の整数を指定します。
値1, [値2], [値3], …: インデックス番号に対応する値のリストを指定します。
たとえば、次のリストから3番目の値を選択するには、次のように入力します。

=CHOOSE(3, “赤”, “青”, “緑”, “黄”)

この式では、3番目の値「緑」が返されます。

応用例

CHOOSE関数は、さまざまな場面で特定の値を選択するために使用できます。以下はいくつかの応用例です。

固定リストからの選択:

日数に応じて、曜日を選択する場合などに使用します。 =CHOOSE(2, “月曜日”, “火曜日”, “水曜日”, “木曜日”, “金曜日”)

この式は、インデックス番号2に対応する「火曜日」を返します。

セル参照を使用した選択:

インデックス番号にセル参照を使って選択する値を動的に変更できます。 =CHOOSE(A1, “小”, “中”, “大”)

これは、セルA1の値が1の場合「小」、2の場合「中」、3の場合「大」を返します。

数式を組み合わせた選択:
数式を選択肢として使うことも可能です。 =CHOOSE(1, SUM(A1:A5), AVERAGE(A1:A5), MAX(A1:A5))

この場合、1番目の数式 SUM(A1:A5) の結果が返されます。

多言語対応:

ユーザーの選択に基づいて異なる言語のメッセージを表示する場合に活用します。 =CHOOSE(B1, “Hello”, “こんにちは”, “Bonjour”)

セルB1の値に基づいて、異なる挨拶を返します。

注意点

CHOOSE関数を使用する際の注意点として、インデックス番号は1から始まる必要があり、0以下やリストの範囲を超える数値を指定するとエラー(#VALUE! または #NUM!)が返されます。また、インデックス番号に小数を指定した場合は切り捨てられて整数として扱われます。選択肢の数が増えると、リスト内の各値を正確に指定する必要があるため、慎重に設定してください。

まとめ

CHOOSE関数は、Excelで固定されたリストから特定の値を選択するためのシンプルで便利なツールです。複数の選択肢から1つの値を返す必要がある場合に、IF関数の代わりに使うと数式がわかりやすくなります。基本的な使い方を理解し、データの選択や条件に応じた表示を効率的に行うためにCHOOSE関数を活用しましょう。

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